お知らせTopics

二段擁壁とは? 

お世話になっております。代表の小池でございます。

本日は、久しぶりに涼しい一日になりましたね。

さて、本日は相続税の納税をしなくてはいけないお客様から相続不動産の
ご売却のご相談をいただきましたので早速現地をご確認に行かせていただき
ましたが、現地を見ると「二段擁壁」が!!

二段擁壁?という方も多いかと思いますが、神奈川県では山坂が多いため、
コンクリートで土留めをし、土を盛る(盛土)ことが多々ございますが、
そのコンクリートの土留めの上に違法でブロック塀を積み、プラスで土を
盛るケースが昔は多々ございましたが、その二段に土留めをしていることを
二段擁壁という呼び方をいたします。

※下図イメージです。
 

ご相談者様ご所有の不動産の隣地が実はその二段擁壁となっており
ましたので、事実と内容のご説明をさせていただきましたが、とても
ショックを受けておりました。

というのも、隣地が二段擁壁となっているケースですと、崩壊して
土が流れ込んできてしまう危険性から建物を建てる際に建築制限が
出てしまうため、不動産をご売却するとなっても価格が低くなって
しまう可能性や、最悪のケースですと二段擁壁側に関してはコンクリートで
建築をしなくてはいけないなど建築コストが高額になってしまうケースが
あるからです。

最近では熱海で大きな土砂崩れがあったかと思いますが、そういった
土砂が流れてきてしまっても安全を確保しなくてはいけないということ
でございますので、もしお住まのお家の横が二段擁壁だった場合などは
そのような可能性があるということを頭の片隅に入れて災害には気を
付けていただけますと幸いです。